薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【心の扉と・・・鍵と・・・】〜聞こえる禁断の喘ぎ声〜

【心の扉と・・・鍵と・・・】〜聞こえる禁断の喘ぎ声〜

熱く語ったね。

 

ひとしきり
盛り上がったつもりでいたよ

 

君と交わした言葉の数だけグラスを
空けた僕はいつになく体も暑い

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なのに君は少しも心開いてはくれない
こんなに君を求めているのに

 

暑い視線を送っても

 

すぐそばまですり寄っても

君はその心の扉を開いてはくれない

 

グラスに付いた雫が僕の気持ちを
駆り立てる!

 

そんな時だったんだ
ずっと近くで彼女は見ていてくれた

 

優しく語りかけ、僕を促す・・・

 

言われるままに僕は踵を返し
扉の向こうに・・・

 

本当はずっとそう言って欲しかった
のかもしれない・・・

 

節操無いね、けどね、けど・・・

 

待ちわびたこの瞬間に思いのたけを
ぶつける事にした

 

もう我慢できないっ
いいよね?

 

熱い滾りを注ぐ後の
静寂の時間だけがゆっくりと
ゆっくりと・・・

 

・・・・・・深いため息を漏らすと
同時に安堵と罪悪感が入り混じった
時間が流れる。

 

ゆっくりと扉を開けると
驚いた顔のS子さんが!

 

僕はとっさに言い訳がましい言葉を
並べ立てる!

 

「違うんだ! 従業員さん(女性)が
男子トイレ中々出て来られ無い様です
ので女子トイレお使い下さい・・・って」

 

信じてくれえええぇぇえぇぇ
漏れそうだったんだよおお
許可もらったよオォォオ

 

この後、会食の場に戻ったらワシの
女子トイレに入った変態疑惑話で
一盛り上がり!

 

皆さんトイレは余裕を持って
お早めに!

 

※心の扉→男子トイレの戸ね
※彼女→従業員(女性)さん
※熱い滾り→おしっこ
※Sこさん→同僚の女性