【貴燻】〜お好みは北国の色白美人?それとも南国の健康的美人?〜
視覚と触覚と嗅覚そして味覚のカルテット
普段は出来合いのものやお安い素材を使っての燻製ですが、今回はちょっとだけ贅沢な試み。
巷で人気の高級食パンを燻しちゃいました。
「乃が美」の食パンっす。
焼いたり、何かを乗せて食べる前にまずそのまま食して欲しいというだけあって、触感は柔らかく、しっかりした味わいが何とも言えません。
その乃が美のパンを燻すと言ったら、勿体ないとカミさんが猛反対!
勿体ないとはどういうこっちゃ?燻製ナメンナヨ!
イマイチの食材を美味しくグレードアップさせ、美味しいものはより美味しくするのか燻製じゃい!
って事で強行です。
瞬間燻製をゴソゴソ取り出し、パンを切ったら重ならないようにレイアウトしつつ手作り燻製容器に設置。
30秒ほどの燻しの後、15分寝かし、これを3セット。
結果的に瞬間燻製じゃありませんね(w)
まぁ毎度のことです。
しかし、瞬間燻製機は密閉された小さな空間で燻すので、ほんの一つまみのチップで済むのは、ボンビーなワシにとって本当に助かります。
取り出したパンは真っ白だった柔肌がほんのり褐色になって、北国美人からエキゾチックな雰囲気に変わっています。
勿論、ピートパウダーをまぶしたチップなので、短時間でもちゃんと香りがついてます。が、ここは焦らず一晩おいてしっかりと定着させまひょ。
〜〜〜翌日〜〜〜
朝ごはんに食べることになりました。
袋から取り出すとスモーキーな香りが鼻孔に届きます。
先ずはそのまま・・・うん!美味い。
旨味、甘味は残っていて香りとコラボレーションが成立しています。
しかし、元々のしっかりとした味わいはあるものの、わずかにもっちり感が影を潜めて食感が変わっているので好みの分かれるところかもしれません。
次にトースト。うん美味しい。確かに美味しいんです・・・が、燻製の時だけでなく、プレーンをトーストにした時もそうだった様に、折角のふんわり、もっちり感が急に大人しくなっちゃう(無くなんないのは流石)。
生で食べた時のインパクトが強すぎんだよな〜。
で、燻製を更にトーストすると、やっぱ香りもある程度飛んじゃう。
このパンで燻製を最大限に活かすにはパンを燻製にするのではなく、少し温めるだけに留め、燻製バターで食べた方がいいのかもしれない。
今回はバターを燻製にしてなかったので、是非次回試してみようと思ふ。
あれ?結局カミさんの言い分が正しかったことになってないか?