【カリギュラ効果】~押すなよ!絶対押すなよー!~
カリギュラ・・・
なんか厳しい(いかめしい)
ニュアンスの言葉っすね
古代ローマ帝国の
第3皇帝であるカリグラ
彼をモデルにした映画が
めっちゃ過激な描写で
あった為、一部の地域で
上映禁止になったが
禁止したことで余計に
「観たい!」と話題に
なってしまった事が元でしゅ。
駄目!といわれると
余計にやりたくなる・・・
これを
「カリギュラ効果」
と言います
バーゲンとかで~限定品~
と謳われ
「もう手に入らないかも」
と思ったとたんに欲しくなる
心理もこれにあたりますね。
某お笑いトリオの押すなよ!
も同じで、押したくなる衝動を
視聴者に与え、実際に押して
落とす事で笑いと同時に
ある種の達成感を提供
している、ああ見えて
結構な高等テクニックです。
世の購買市場ではこの心理
を使って巧に
我々の財布の紐を緩めさせ
ています。
・今だけ〇〇%オフ!
・~な人は絶対に買わないで下さい!
・この先、立ち入り禁止
・見ない方が貴方のためです
等等
ぎゃ~気になる~ってなりますね
その効果は絶大です。
子育てや教育の現場でも
この効果は如実に現れています。
例えば、子供に
「これしちゃ駄目~!」なんて
言っちゃったら大人よりも心の
ブレーキが緩い上に好奇心旺盛
な小さな子供達は「は~い」
と返事してても
・・・しちゃいます。
・・・やっちゃいます。
そりゃそうです。
なのでとにかく禁止事項
として伝えるのではなく
「何故いけないのか?」を
根気よく伝えましょう。
子供だから理解力が無いと
考えるのは間違いです。
むしろ理解させる語彙力が
無いのは大人の方かもしれ
ません。
説明が大変だからと安直に
禁止してしまっては子供たち
の好奇心を煽るばかりか、
何が大事なのか考える力を
スポイルしてしまいます。
好奇心を正しい方向に向かせ
つつ、しっかりと考え、判断
できる人間に育てるのは
大人が面倒と向き合い
長期的視点で臨む事が大切
だと私は考えます。
大人でさえついつい影響
されるカリギュラ効果
侮れませんね
因みにこれを
デキル販売スタッフや
営業マンが使うとこうなります
↓ ↓ ↓
客)ちょっと高いね~他社はもっと
安かったよ!
営業マン)そうなんですよ。申し訳
ないんですが、当社ではこれが
ギリギリでして。ただ・・・
実は当社も少しはお安く提供
できる方法があるには、
あるんですが・・・
まだ社内秘の段階でして・・・
となると興味は他社の値段では
なくて、どんな方法か?に
スライドする訳です。
社内の人材育成や
子育てにも活かせそうじゃ
ありませんか?
押すなよ、ぜ~ったいに
押すなよ!(w)