薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【ポジションチェンジ】〜視点の多角化〜

〜変化と変革〜

最近マスコミによく取り上げられるリノベーション。

一般の住宅やマンションを住みやすく改造するのをはじめ古民家や使われていない施設をリノベしてコミュニティスペースやカフェ、民泊施設など地域の経済活性化を担っていると言える手法。

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空き家の増加は社会問題化していて、国としても対策を色々と模索している様ですね。

リノベーションを促進することも対策の一つとして議論されてるみたい。

 

リノベーションの成功事例としてよく聞く廃校の再利用。
文部科学省の発表する廃校リニュアーアルのサイトでは50校の事例が紹介されてます。

 

シェアオフィスとして、また宿泊施設として様々な活用方法が発掘されています。

 

んでもって我が沖縄・・・なぜか上記のサイトでは紹介されていないのですがしっかりありました。

美ら島自然学校
http://churashima.okinawa/churashizen/


名護市の嘉陽小学校が2009年に廃校となり、2011年には名護市が跡地利用に関わる事業要領を公開。
各種工事など整備を重ねて2015年に今の自然学校が開校となりました。

 

運営するのは海洋博記念公園や美ら海水族館を手がける
「沖縄美ら島財団」

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学校・教育関係者にはフィールドワークをはじめとしたプログラムで園児から高校の活動に対応した支援。

 

大学・研究機関には屋外の設備や研究・活動拠点の提供。

そして一般の方にも自然や文化に触れ合ってもらうための学習会や工作教室の開催を行なっているとのこと。

 

基本的な施設利用は無料〜。

 

気軽に使って欲しいとの趣旨からだと思いますがグラウンドゴルフやバーベキューなども敷地内で楽しめるとのこと。

こちらは流石に多少料金が発生するそうです。
 

   

〜堅実と頑なの狭間〜

個人的にはもっと展示や研究に関連しつつ、広く受け入れられる取り組みの方が必要だと思うのだが・・・。

 

なんだか施設本体の目的とグランドゴルフ・バーベキューは乖離してる気がする。

 

学びや図書閲覧ってのはもともと意識の高めの人や子供達が利用するもの。そうじゃなくってここ(施設)をきっかけに自然や文化に対する興味を持ってもらうことが大切だと思ふ。

 

そのためには「先ず来てもらうこと」をメインに考えるべきではないか?

もっとも身近なのは「食」かな。ど定番。

 

例えば名護という点にスポットを当て、昔ヒートゥ(イルカ)漁が盛んだった事になぞらえて、イルカや鯨肉を出す・・・とか。

 

解説しながら料理を提供すると印象的になると思いません?

もちろん予約制で良いとは思う。数量限定にする事で好奇心をくすぐるとも言えるから。

 

または本部がカツオの町であるのだから、鰹節の製造工程を見せるとか。
なんなら自分で工程に携わった鰹節を自宅に送ってもらうサービスとか。

 

利用者が帰ったら終わり・・・ではなく、帰った後も接点を持っておくのは
ビジネスの基本。

 

目的が「収益」ではないにせよ、そういうマーケティング的な視点は持つべきだと思ふんですよ。

 

何なら普通に燻製でも良いとおもうのよ。
意外かもしれないけど沖縄には燻の文化もある。

 

先に書いた鰹節にしたって燻すという工程があるし、最近は見なくなったイラブー(エラブウミヘビ)のあの真っ黒い奴も燻製だからね。

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そういった例を出して沖縄の食材を燻す工房とかがあっても良いんじゃない?
その上でのバーベキューなら関連付けられるかな・・・と。

 

 

 

 

何たって沖縄は豚肉と歩んで来た文化でもある訳で、ベーコン(燻製)を媒体に沖縄の歴史に触れたって良いじゃあないっすか?

 

糞真面目なだけでは予算を食いつぶすだけだと思うんですが

財団さん・・・どうっすかね?

 

目玉作ってみません?