薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【椅子燻】〜写経と社協の間に流れる時間〜

介護レベル

母と外出する機会があるのだが、ちゃちゃっと歩けない母のために車椅子を借りることにした。

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叔父の件で福祉機器を扱う企業のシャッチョさんとも知り合いになれました。
彼にお声をかけて色々勉強にもなりました。

 

通常レンタルだと1ヶ月3000円(日割り計算はしていないので、実質2〜3日しか使わなくっても同じ料金)のところ介護保険を活用することで300円になるとのこと。
で、母のケアマネさんに連絡をしたのだが、「要介護1」の支援区分だと「歩ける」という判断になってしまい、車椅子のプランを組めないのだそう。

 

歩けると言っても母はかなりヨタヨタで、風が吹けば倒れてしましそうな感じなので要介護度を上げて欲しいと常々感じている。

 

本人(母)も余計なとこで「大丈夫よ〜自分でやるさ〜」とか何とか言って、調査員に元気アピールしちゃってんだろうな〜。

 

そんな不満を押し殺し、3000円を覚悟しかけたのだが「社会福祉協議会」なる施設では賛助費として年間500円を支払うことで、福祉機器の貸し出しをしているとの情報をいただけた。

そんなこともやってんのね。

 

早速、車椅子をレンタルしてきた。

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貸し出しから返却までの日程についても融通が利くので日程に余裕を思って借りられるのもありがたい。私も実際に使うのは3日間ほどだが年末年始ということもあって10日間で借りることができた。

 

それで万一なんらかのイレギュラーで返却が遅れるにしても、延滞金などが発生する訳では無いので気も楽である。

 

車椅子だけでなくリフト車両などの貸し出しもあるそうなので、気になる方は問い合わせして見てもいいと思ふ。

 

怒りの心理学

ところで以前の記事でアンガーマネジメント(怒りのコントロールメソッド)について触れたけど、幾つかピックアップした怒りの特徴の内、②の
「瞬間的にカッとなった様でも実はきっかけとの間にタイムラグがある」という事について話そうと思ふ。

 

世の中には怒りっぽい人がいるもので、それこそ瞬間湯沸かし器のごとくカッとなったりプッチ〜んってなったり・・・。

 

私も以前は人に当たったりこそしませんが、しょっちゅう人の言動に「カチン」ときてました。

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で、ある時不思議に思ったんす。
他の人は怒ったりしない場面でも私は「何に」怒ってるんだろうと。

 

心理学では怒りは二次感情と呼ばれます。
二次があるということは一次もある訳で、これこそが本来の怒りの種だとされます。

 

一次感情とは以下の通り
A.落胆
B.心配
C.悲哀
D,寂しさ
E.傷つき

どれも何かしらの「期待」「欲求」に対しての想いですね。

 

つまり自身が持っている欲求に対してネガティブなきっかけが要因となって怒りという化学変化を起こしている様なもの。

 

起きたことに対して直情的に感情を爆発させている様な人でも、実は無意識化でA〜Eのいずれかの選択をしています。

 

その為、選択と反応というステップによるラグがある訳っすわ。

 

ワシの母に対する怒りで考えると何だろう?
「もどかしさ」がワシが自覚しているきっかけなんですが、何故もどかしいのかを掘り下げると
・想定した返答(一般社会生活の経験則から予測)が中々帰ってこない寂しさ?
・他者とのコミュニケーションが上手くいかないのではという心配?
・良かれと思い伝えたことが裏目となる落胆
この辺りがない交ぜになった感じかな?

 

うーん・・・何となくまだしっくりこないので、違う視点からも考えて見ます。

 

かのアドラーさん曰く、怒りの目的には以下の四つがあるということでっす。
⑴支配
⑵主導権の獲得
⑶権利擁護
⑷自己正義の発揮
つまり、きっかけとなった事象に対してではなく、それを媒体にして⑴〜⑷の目的を達成しようとしている手段が「怒り」ということの様です。

 

前述した「二次感情」に見られた、要因と結果というステップがあるっつうポイントが同じですね。

 

アドラーさんの理論に照らし合わせた分析はまた次回以降で。

 

しかしこの数日はなんだか雨が多く、湿気た空なので燻製もああずけです。
雨は嫌いじゃ無いのですが、ケムケムできないのが残念ですわ。