薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【直視燻】〜雛の旅立ちは心地よい喪失感と共に〜

3月は別れと出会いの季節。。。

 

昨日は私の詰める大学の速業式でもありました。

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バドだかアサヒ、オリオンだかの流行病のせいで縮小モードの煽りを受け慎ましやかな卒業式ではありましたが、サポートした学生が羽ばたいてくのを見るのはやはりグッとくるものがありますね。

そんな中、うちの息子も成人のタイミングで夢を追いかけての上京です。


大都会東京にてたくさんの壁にぶつかり苦労するとでしょうが、それを乗り越え大きくなって再会する日に期待です。

 

上京の準備のほとんどはカミさんがやってくれた中、ワシの役目は空港までの荷物運び?

 

息子は普段からあまり喜怒哀楽を出す方ではありませんが、昨日も最後の晩餐として外食した中。いつも通り無口で黙々と食事を口に運んでました。

 

しかし、帰宅して夜中にワシがPCに向かっていると息子の興味のある番組があった訳でもないのに、部屋から出てきて向かいにストンと着座。

 

互いに何を言う訳でもなかったのですが、奴は何か言いたげ・・・。結局、そのままフラッと部屋に戻ったのですが、もしかしたら何か言うつもりだったのかにゃ?いや、考えすぎっすね。ただ、私があの時間を愛おしく思ったのは確かです。


息子が旅立った今も、主のいなくなった部屋をなんとなく眺めて感傷に浸っちゃいました・・・・つか、部屋汚ったな!片付けて行けやっ!(w) 

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全く持って奴らしい、先が思いやられるぞっ、らしいっちゃらしいけども。

 

奴らしいといえば、空港でも見送りのワシ、家内、家内の姉夫妻がいたのですが時間を迎えて搭乗ゲートをくぐる際も一切我々の方を振り返らず、さっさと行っちゃいました。


おそらく彼の目にはもう先しか見えてないんでしょうね。未来を直視してる感じなんだろうな。


カミさんや義姉は寂しがっていましたが、ワシは同じ寂しさと同時に頼もしさを感じてました。


行って暴れてこいや。思う存分にその腕を試せ!

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お前の親父は今日はお前の一人立ちの祝い酒をかっくらっとくぞ。ちょっとウルウルしながら(これマジ)

昨日まではなんの変哲も無い時間を過ごしてたのに、今日はなんか寂しいっす!