薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【昇天燻】〜個と組と、生と死〜

本日の検温
13:30/36.6

ちかりた・・・・・

 

良いか悪いかは正直分からない・・・し、ジャッジするつもりもない。

ジャッジしたところで何の解決にもならないばかりか、人との溝が増えるばかりだから。

 

普通なんて曖昧な言葉の最たるものだと思ふ。

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詰まるところ自身の感情に「どんな理由をつけて納得するか?」でしかない。
成か否か?では無い。

 

 

叔父貴が亡くなった。

新型コロナではないが、肺炎を患った影響だ。

 

88歳
彼の面倒を見るべき親兄弟は既にほぼいない。

 

しかも彼の半生は社会と隔絶されたもので関わりを持つものが居ないに等しい。

 

ワシにしても健在だった頃の関わりなど全く無く、母に世話を頼まれるまでその存在すら知らなかった。

 

年齢、そして何より気性にも病理的にも問題のあった彼は、ワシより血筋の近い者にも疎まれ実質絶縁状態。

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そんな彼だから亡くなった今日も足を運ぶ人の数は多くない・・・ぶっちゃけ10人も居ない。

 

でも、少なからず関わってて思うのは、きっと彼(叔父)は、誰かを傷つけたかったのではなくって感情コントロールが下手なだけ。

 

それはなんか自分と重なるところがあって、面倒を見ててもどこかシンパシーを感じ嫌では無かったのかもしれない。

 

普通ではない自覚があるから普通という言葉には常に違和感を覚える。
実際ワシも手続きの為に病院と葬儀場にこそ行ったが、今は叔父を葬祭場に一人残し自宅に帰ってきた。

 

だから普通・・・なんて口が裂けても言えない。

 

世話を頼まれ、不定期の支払いや検診で関わった事もあり、大抵のことは一人で処理しようと覚悟していた。

 

しかし家内だけで無く、思いがけず従兄弟が力を貸してくれて凄く助かっている。
連絡、段取り、移動にメンタルフォロー

 

覚悟していたとはいえ、分担してくれるのはやはり負担軽減が半端い。
自身の都合も色々あるのに・・・と感謝の言葉しか出ないわ。

 

今日集まってくれた皆は「したいか?したくないか?」では無くおそらく「した方がいい」の概念を持ってるのだと思う。
そういう意味ではワシに近いのかな?

 

普段は全く違うタイプで共通認識の乏しい(ワシが変なんだが)と感じていたのだが。
ともあれメチャ有難いと思う。

 

気持ちに余裕ができた分、明日は少し叔父と長めに一緒にいてあげようと思ふ。

 

叔父さん、あの世では美味しいものいっぱい食べて、楽しいこといっぱいしてな・・・・と、伝えよう。