【旅情燻】〜魂の明滅、残されたものの心持ち〜
本日の検温
7:00AM/36.6
叔父貴の葬儀から僅か二日ではあるが。
遺品も処分を始めてる。
日常の風景から、少しずつ物が無くなっていく。
実際に一緒に住んだ事はなく、病院からの一時的な預かりだったりするのだけど。
その人が居た確実な根拠が徐々に痕跡を失っていく。
あぁ人が亡くなるってこう言う事なんだと、改めて認識させられる。
実際には役所の手続きはもう暫くあるのだろうけど、本人の気配はそこに無いから時間とは結びつかない。
いや、家に残っている請求書や、領収書。契約書からも明らかな時間の気配は残っているものだ。
棚や引き出しから一つ一つ下ろす度に「向こうでこの世で出来なかったことを思う存分やってくれ」と思ふ自分がいて、戸惑うやら苦笑するやら。
あらためてgood-by おじさん。あの世までいい旅しなね。