【グソーの正月】〜仏との対話マクロン氏には通じず!〜
本日、3月3日(土)は全国的に
ひな祭り・・・なのでしょうね。
しかし、ここ沖縄では実は・・・
三度目の正月祝いの日なんどえす。
3回も正月が来るんですよ〜(w)
新暦の1月1日は、勿論県外の方々
同様にお祝いします。
最近ではもっぱらこちらですわな。
本土復帰を境にこちらが主流となって
ます。
んで、旧暦の正月。旧正月、今年は
新暦の2月16日でした。
旧暦は月の満ち欠けを元に決まる
のですが、やっぱり島国という事で
漁業が経済の中心となっているから
こそ、こういった文化も浸透した
のでしょうかね。
港町では今でも旧正を大きく祝います。
大漁旗を船に掲げ安全や大漁を祈願
するんです〜。
新暦での正月が中心ですがこちらも、
まだ風習として根強く、スーパーや市場
などでも旧正月用のお重や食材などが
並びますね。
で、今年は本日3月3日、
旧暦の1月16日も沖縄ではお祝いします。
しかしこの日は、我々の正月という訳
では無く、いわゆるご先祖様のお正月。
旧暦による正月祝いは15日(旧暦)迄と
されており、それはあくまで現世の為の
祝い事。
明けた16日はご先祖様のためにお祝い
しようという事の様です。
仏様のお正月!
あの世は沖縄の方言で「グソー」。
後生から来てる様ですよ。
その為、16日祭はグソーの正月と表現
されまっす。
新正月や旧正月の様な派手さ?は無い
ものの、御墓参りや仏壇にお供え物を
してささやかにお祝いする家が割と
見られます。
宮古島や石垣等、離島と縁のある家族、
あとやはり漁業と密接な地域が
このお祝いをしますね。
で、うちも宮古島にルーツがあって
16日を祝っておりますが、今年は
生憎の天気のため御墓参りは控えて
実家の仏壇に手を合わせました。
沖縄にはこの様にご先祖様を祀った
祝い事が他府県より多いし、盛大かも
しれません。
他府県から嫁いできたお嫁さん
なんかは、このしきたりや風習に
カルチャーショックというか、
戸惑いを感じる人も多いほど沖縄
では重要事項として生活に根付いて
います。
もっとも最近では大分、様変わりして
段取りや料理もアレンジされて、
関わりやすい行事へと変貌してますので
県外の女性の方も安心して
沖縄男児とお付き合いくださいね(w)