【泪の欠片】~滲む文字と独り言~
瞼を閉じて
ほんのひと時だけど
思い返す
今もこ掌にある手紙の文字を
何度も
何度も
何度も
読み返しては
思い返しては
天を仰ぎ
溜息をつく
小さな文字に込められた
沢山の想いは
きっと偽りの無い想い
そして
まぎれもない真実
でもね
信じたくないんだ
だって僕には未だ君が必要だよ
今はもうそんな気持ちさえも
届かないの?
未練だね
ごめんよ
頬を伝う一筋の泪の欠片
君を必要とすればするほど
僕は涙を枯らし
君は空っぽになっちゃうんだね
ざわつく気持ちを押し殺し
君を手放す勇気が欲しい
溢れる涙で文字が霞む
この涙が乾く頃には
また君を求めるかもしれない
けど
もうこれで最後なんだね
君(目薬)を点すのは・・・
一日に4回までって
小さな文字で手紙(説明書)に
書いてある。
何度読み直しても4回まで
なんだね。
こんなに目がショボショボするのに
やっぱり仕事とはいえPCの
見過ぎかな?
おっと折角点した目薬が
泪と一緒に頬をツタウヨ。