薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【ブランディングとピグマリオン効果】~沖縄の商品開発 その壱〜

最近、個人的に興味を持って注目している
商品開発があります。


沖縄の特産品の一つであるシークヮーサー
使ったお酒作り。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170907-00138958-okinawat-oki @YahooNewsTopics

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お酒の種類としてはシードルといって
果実(元々はりんご)を発酵させて
作るスパークリングワインの事を
指す様です。

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流行にはめっきり弱いワシですが
なにやら結構流行ってるんだって?


シークワーサーは沖縄と台湾にのみ
自生すると言うことなので
ちゃんとしたブランディング
したら沖縄を盛り上げるには
素晴らしい商品になりそうですな。

 

これまでにもシークワーサーで
造ったリキュールはありますが
いま一つヒットした感じが無い。


しかしシークヮーサーの持つ効能?
というかメリットは素晴らしく
ポリフェノールの一種である
「ノビレチン」がめちゃ豊富で
他の柑橘系果実よりもはるかに
効果が期待できます。


具体的には脂質代謝アップ、血糖値の
上昇抑制、高血圧予防、美白等がある
との事。


小さな巨人じゃないですか!
シードルになってもその効能が
残ればいいな~♪


これだけの効果があるのだから
今まで廃棄になっていた果実も
しっかり活用したいとする
思いもあっての取り組みたいですよ。


うん大事大事!

 

取り組んでいるのは記事にもある通り
県内初のタルト専門店
「オハコルテ」
ワシも何度か利用したことあります。
美味しいですよね~。

 

決してスイーツ男子ではないワシでも
美味しいと素直に言えるお店です。

 

ご存じない方は那覇浦添にあわせて
5店舗があるので、自分へのご褒美や
プレゼントに利用してみては?
http://www.ohacorte.com/shop/

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※上写真はオハコルテさんの商品とは異なります。


品揃えの一つにシークワーサーを
使ったモノがあって、その生産の過程で
余った部分の有効利用を考えたのが
きっかけらしいです。


シークワーサーはやんばるの大宜味村
県内生産の60%を占めていて、近年は
その生産量も増えていると言う事です。


大宜味村の特産物の活用と同時に
地元で廃校になった喜如嘉小学校の
跡地を借り受けて工場として活用
するというのも、雇用が生まれそうで
地域活性を期待しちゃいますね。


沖縄の特産品って色々あるのに
流通の整備があまりされて
いなかったり


生産量が少なくて加工品が作られず
県外や海外向けのブランドになり
きれていなかったり


そもそも県内の人間はあまり
マーケティングが得意で無かったり
(ペルソナもいまいちはっきりしないし)

 

集客のお手伝いをする
セールスライター
の端くれとしてはもどかしく
感じちゃったりします。


商魂逞しい人が少ないせいで

美味しいところを県外に持って
行かれっぱなしな感じ。


マンゴーなんてその最たる例
じゃ無いですか?


その点、海に囲まれていると言った
環境をデメリットではなく
無限に近い資源として捉え
塩を素材に商品化した
「(株)ぬちまーす」さんは
流石っス


もっとも社長はビジネスよりも
貢献を大前提に開発した
らしいけど。いずれにしても
着眼点が素晴らしいよね。

http://calend-okinawa.com/food/foodshopnavi/nuchimasu3.html

 

農産物にしても海産物にしても
知恵と技術で流通のハードルを
超えてきた例は他府県にも
沢山あります。〜

 

島だから出来ない!のでは無く、
だったらどうするかを考える事で
生産性の低い県のイメージを変える
ことが出来ると思うのです。


他の沖縄の特産と言えばさとうきび
代表的で県の農家数の実に7割が
携わっている程のメジャーな農産物。


それでも年々農地面積が縮小傾向にあり
高齢化が及ぼす波はここにも確実に
訪れています。


次回の記事ではその他の沖縄特産物の
行く末とビジネス展開について
持論を述べたいと考えます。