薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【香魚燻】〜清流の貴婦人の友を煙に巻く半刻の越〜

本日の検温
7:30AM/36.4

 

いつになくゆったりとした時間を堪能してます。
毎週のルーティーンになっているメダカ&エビちゃんの水槽メンテも気持ち良い青空を眺めつつ、のんびり彼らと対話しながら・・・。

 

しかし、こういう時に限って何かのスケジュールを忘れてしまっているので注意が必要だ。
ふとスマホを見ると母からの着信が・・・しかも2日前・・・・(汗)

 

はて?なんか約束してたっけ?
多分、何にもないと思うが気にはなる。さっき折り返したら電話を取らない。

 

イジケているのか?
出かけていて取れないのか?
単純に充電を忘れたのか?

 

どれも実際にあった事例だから厄介だ。

取り敢えず母へはまた後で電話するとして、折角の空いた時間を燻製に充てるとしましょうかね。

 

今回は沖縄では中々食する機会のない川魚。
その中でも清流の女王と呼ばれる「鮎」を戴きます。

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いつみても美しい魚体です。

塩焼き最高っすよね♫
んでも今回は直火ではなく燻製にこだわってみます。

 

①温燻でも内臓までしっかりと火を通すのは難しいので、ワタとエラはは取ります。
この辺は釣りもしているので手間取ることなくちゃちゃっと捌き終了(w)
※熱燻だと魚体が小さいので身が残らないと困るので今回は温燻です。
※因みに取り出したワタはキムチと和えて食しました。

②下味はいつものごとく麺つゆ!3倍を希釈せずに使います。
ジップロックに鮎が浸かるくらい入れ、空気もできるだけ抜いて冷蔵庫で一晩!

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③翌日、冷蔵庫から取り出したら中の麺つゆツユをこぼしてその半分くらいの水を入れて1〜2時間冷蔵庫行き!
そのままだと味が濃すぎて塩辛くなりそうなので、いわゆる塩抜きですな。

 

④取り出したらキッチンペーパーで表面の水分を取り、その後脱水シート「ピチッと」で包み、更に冷蔵庫で一晩。
しっかりと水分を抜くことで、味を凝縮させます。

おぉ!スゲェちゃんと水分抜けてる!どんな仕組みなんかよく分からんが「ピチッと」凄いぞ!

 

⑤燻す際に煙が行き渡る様に割り箸でつっかえ棒を作り、お腹を強制的に開きます。

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⑥いよいよ燻しの行程っす。燻製機にぶら下げて、万能の桜チップで30分ケムケムします。
温度は70〜80度をキープ。

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実はこの温度調整も、これまた新たに仕入れたニューマシン(大袈裟)のお陰で割りかし楽勝でっす♬

 

⑦燻してる間にソース作りつったって和えるだけなので楽勝。オリーブオイルとお酢を同量。塩コショウをお好みで。
これにキュウリ、トマト、玉ねぎをみじん切りにしてぶっ込みます(w)

 

今回は普通のお酢を使ったけど、バルサミコ酢とかワインビネガーでも良かったかも。次回のお楽しみだな。
確かおフランス発のソースだったと思うが、名前忘れたのでお許しあれ。

 

⑧燻製機から鮎を取り出し、粗熱が取れるまで待ってソースをかけたら完成!

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実食!

うおおおぉお美味しい。
淡白な旨味の鮎ですが、干物に近づける行程で味が濃縮され以外と個性を主張します。

 

しかし意外と小骨が多いのと、これも意外と皮が固い。
これももう少し温度を上げて燻せば変わったかな?

 

友人Aにお裾分けしたんだけど、ハマって喰らってましたよ。
おいおい、友人Bの分まで食うなよ!

 

A氏曰く酒が飲みたくなると、燻製あるアルなコメントでした!

 

課題もありつつですが、まぁ成功と言える仕上がりじゃないかな♫

 

今度はヤマメとかニジマスとかやってみたいな〜。どっかにありませんかね?

 

 

PS:しかし、こうやって文字に起こすと、割と行程が多いもんだな。燻製に対する敷居が高いのも分かる気がする。
でも好きになるとこの行程さえも楽しいのよね〜〜〜(w)