薫りと煙の向こうに見えるニライカナイ〜お手抜き燻製修行〜

カウンセラーならぬ燻セラーとして週末毎に試行錯誤を重ねております。

【慰霊燻】〜くろがねの暴風も忘れ去られ、喉元過ぎたスープのやうに脚色のみが一人歩きの怖さよ〜

本日の検温

7:30AM/36.5

 

明日は慰霊の日

・・・ですが、さて・・この慰霊の日。

日本国民だけでなく沖縄県民も含めてどれ位の人が

歴史的な意味を考えたことがあるんだろう?

 

何なら終戦記念日とごっちゃになってる人も多いんでないかい?

 

まぁ、ある意味の終戦のタイミングともいえるけどね。

 

それでも太平洋戦争の終戦とされるタイミングが国内外で分かれていて

それは立場だったり、利害関係で変わっている。

 

戦争なんてものは結局誰かのエゴでしかなくって、共通認識での

終戦というのが成り立たないんだろうさ。

国の休日としてではなく沖縄の条例で定められた慰霊の日は

沖縄県民のプライドや反骨(日?)精神の現れの一つで

虐げられていた側のささやかな主張であり、絶対に忘れては

ならない史実である。

 

決して祝日としての休みではない事を、県民皆肝に銘じるべきだと

痛切に思ふし、後世にも伝えないといけない。

 

なのに民間の企業はこの日が無かったやうに普通に仕事してる反面

県の行政機関が休みとなっているのに、とても違和感を感じる。

 

お前ら休めて良いな〜・・・という事ではなくって

 

この日こそ官民一体となって何かしらのイベントを興し

絶対に忘れてはいけない「戦争の無意味さ」を表現する日に

すべきではないのか?

 

うちな〜んちゅを誇りに思ふのならこそ、この日位は経済活動とは

別に反戦の魂を確固たるものに昇華する日にしたいし、

すべきじゃあないのかと毎年頭を傾げてしまう自分がいる。

 

語れる人材が一人、また一人と減っていくしかない時間の流れの中

単なる休日に風化させてはいけない「慰霊の日」を憂うのは

私だけなのかな?